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2007-08-05(Sun)

ころがる山③

20070805225234.jpg


しかし、この話をものかげから聞いていた人がいました。
たまたまホテルにお茶を飲みに来ていたよくばり商人です。

「おダンゴ山の虹のしずくかぁ。こりゃあひともうけできそうだな。」

商人はいつもお金持ちになることを夢見ていました。
いつか大きなビジネスを成功させて、
誰もがうらやむようなぜいたくな暮らしをしたいと思っていました。

虹のしずくの話は、前に少し耳にしたことがある程度でしたが、
それは高価な果物で王様ですら手に入れるのは難しいとのこと。

ホテルでもお茶を終えると、さっそく商人は旅に出ました。

商人がしばらく歩いて行くと、青の町に着きました。
一休みしようと、承認は茶店に入りました。

「いらっしゃいませ。」
中から元気な女の子が飛び出して来ました。
今日は特別に忙しい日だったので、たまたま手伝いに来てた子です。

「ちょっといいかな。」と商人が声をかけました。
「なんでしょう。」

「おダンゴ山って知ってるかな?」
「さぁ?そんな山は聞いたことないわよ。お客さん、何でそんな山をさがしてるの?」
女の子は気になって聞いてみました。

「な、なぁに。ちょっと聞いてみただけさ。」
商人がドキドキしながら答えました。
高価な虹のしずくの話です。そうそうたやすく人に話すわけにはいきません。

20070805231611.jpg


「ふぅん。そう。」と女の子は答えました。
女の子は商人の話が少し気になりました。

(おダンゴ山にはきっと何かあるに違いないわ。
見たところ旅の人だし、一体何をさがしているのかしら?)

女の子は仕事から帰ると兄にその話をしました。

「今日ね、店に何だか変なお客さんが来たのよ。
おダンゴ山は知らないか?って聞かれたわ。」

「おダンゴ山?」

「そう。おダンゴ山って変な名前よねぇ。しかもダンゴってことは丸いのかしら?
見たこと無い人だったから、多分旅の人ね。」

「うーん。」

この女の子の兄は、山が大好きの山男でした。
山男は、有名な山なら全て登ったことが自慢でした。

(おダンゴ山、丸い山。)

山男はそんな名前の山は聞いたことがありませんでした。
家の中にある全ての地図をひっぱり出して探しても見つかりません。

山男は、妹が会ったという旅の商人に聞いてみることにしました。
しかし何しろ旅の商人です。まだ青の村にいるとは限りません。

次の日の朝早く、山男は青の村にある宿屋をかたっぱしから探しました。

「旅の商人はいませんか?」

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