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2007-08-06(Mon)

ころがる山④

何度もけげんな顔をされながらも、山男は商人探しに必死でした。
とうとう20件目の宿屋で旅の商人を見つけました。

妹の話では、やせてる割に頭が大きく七三分けで、細いひげを生やしているとのこと。
見間違えるはずはありません。

「あの、すみませんが。」
「えっ?は、はい。私ですが?」

よくばり商人はおどろきました。
見たことの無い男です。しかも、山男はとても大柄で無精ひげを生やしていました。

「茶店でうちの妹が山の話を聞いたそうで、昨日なんですが。」
「山の話ですかな?」

よくばり商人はびっくりしました。
(さてはこの男、虹のしずくの話をどこかから聞きつけてきたな。
先に見つけられてはまずいぞ。)

と、思った商人はすました顔で言いました。

「えーっと、私もよくは知らないんだ。
あんた、何でそんな山の話が聞きたいんだい?」

「おれは山に登ることに命をかけてるんだ。
登ってない山の話を聞きゃあ探すのが山男ってもんよ。」

山男はにこにこしながら答えました。
商人は少しホッとしました。

「えっと確か、そうそう赤い町の方だって聞いたよ。」
と、言うと商人は旅に出ました。

素直な山男は、明らかに何かをかくしてそうな顔の商人に別れを言うと、
うたがいもせずにさっさと家へ帰って行きました。

商人はそんな山男の様子を見てニヤリとすると、赤い町とは反対の方へと歩いて行きました。

20070806223302.jpg


山男はとても喜んでいました。
山に登るのが何よりも好きな山男です。
荷造りをさっさと済ませると、赤い町向かって歩き始めました。

足取りも軽く、まだ見ぬおダンゴ山のことを思いながら進んで行きました。

まず初めに、緑の町につきました。
山男は近くの宿屋で休むことにしました。

「いらっしゃい旅の人、ごゆっくりね。」

優しい宿屋のおかみさんが声をかけてきました。
にっこりと笑顔で出迎えてくれたおかみさんに、
山男はさっそく聞いてみることにしました。

「おダンゴ山って知ってるかい?」

「おダンゴ山?うーんと、どっかで聞いたことにあるような気もするけど。
でも近くにはないわよ。えーっと、どこで聞いたのかしら?」

「そうですか。おダンゴ山があるってことがわかっただけでもありがたい。
今日はもう休みます、おやすみなさい。」

「はい、ゆっくりと休んで下さいな。おやすみ。」

20070806225357.jpg

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